「なあヒバリ〜」


     「・・・・・・。」


     「ヒバリってばー」


     「・・・・・・何。」



     「お、やっと返事してくれたのな」






          素直じゃない






     「・・・で、何?くだらない事なら咬み殺すよ」

     「どっか遊び行こーぜー」

     「ヤだ。何で君と。」


     「え、だって俺ら恋人だろ?」


     「初耳だよ。」

     「え〜・・・・・・!じゃあ今からつき合おうぜ!!」


     「だから、何で君と。」

     「俺がヒバリを好きだから!」

     「・・・・・・僕は好きじゃないんだけど」


     「まあいいじゃん」

     「良くないよ。」




     まったく、何を考えてるんだこの男は。

     つき合う?男同士で?

     よく本気で言えるよね。

     毎回毎回・・・・・・っ/////


     ああもう、なんかムカツク。




     「ん?ヒバリ、何か顔赤いけど?」


     「・・・っ、気のせいだよ。」


     「ふーん・・・?」



     何で僕がコイツのせいで赤くならなきゃいけないの・・・。

     むかつく、むかつく、むかつく。




     「・・・ねえ。」

     「ん?どした?」

       チャキッ

     「何か君ムカツクから、咬み殺させて。」


     「え!?ちょ、うおっ」


       ガッッ

     「っっ!」

     「ふう〜、危ねーなー」


       ぎゅう。


     「・・・ちょっ、離してくれない?」

     「んー・・・・・・やだ。」


     「なあヒバリー、つき合おうぜー?」


     「・・・っ、だから、」

     「俺、ヒバリが好きだよ。」

     「っ!!」



     ちょ、耳元で・・・!

     息が、かかるんだけど!

     顔!顔近いっっ!!


     「・・・や、めて」

     「あ、またヒバリ顔真っ赤〜w」


     「っる、さい・・・」



     「な?ヒバリも俺のこと好きだろ?」


     「・・・・〜〜っ!」


     「だから・・・」


       バキィッ

     「ぃでっっ!」


     「・・・君が、変なこと言うからだよ・・・!」



     ホント、変なことしないでよ・・・。

     もういい、こんな男は放っておこう。

     どっか・・・・・屋上、行こう。




     「あ、ちょっヒバリ!!」


     「じゃあね。」





     ・・・いつもだったら追ってくるけど・・・。

     少し強くやりすぎたかな・・・・・。

     鳩尾だったし・・・。

     でも、悪いのは向こうだし・・・・・!


     ・・・・・・・。



     「・・・一週間。」



     「・・・へ?」





     「一週間僕に会わないで、まだ好きと言える様なら・・・・・

      ・・・・・・・・・考えてあげるよ」



     「え、それって、つきあバタンッ!










     「・・・・・・何やってるんだ、僕は・・・・。」


     あんなこと言うなんて・・・。

     まだ好きかなんて、わからないのに・・・。




     「・・・・・・一週間・・・。」


     考えておかなければ。
















     (一週間会わなければ、つき合うってことだよな?)

     (一週間会わないだけじゃ、俺の気持ちは変わらない)

     (けど、)




     「一週間も会えないって・・・・・・・・・耐えられる、かな・・・?」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   場所は多分、応接室。
   もっさんの口調わからない・・・!
   てか初の山ヒバ!!



   


     (07.08.15)